アップル特許2件侵害 米貿易委 サムスンに流通禁止命令
2013.08.19 10:55

米アップルと韓国サムスン電子がスマートフォン(高機能携帯電話)などの特許侵害を巡り争っている問題で、米国際貿易委員会(ITC)は9日、サムスンがアップルの特許の一部を侵害しているとの判断を示し、一部製品の米国内への輸入や販売、流通を禁止する命令を出した。侵害を認定したのは、アップルが申し立てた6件のうち、タッチスクリーン技術などに関連する2件。禁止対象はサムスン製の旧モデルとみられる。
ITCは両社の訴えを受けて特許侵害について調査していた。今年6月にはアップルによる一部特許の侵害を認め、「iPhone(アイフォーン)」など一部モデルについて米国への輸出や販売などを禁じる排除命令を出したが、オバマ大統領が拒否権を発動して命令を覆した。サムスン製品に対する排除命令を巡るオバマ大統領の判断が注目される。
読売新聞 平成25年8月10日 夕刊

