ネーミング(11)
2013.07.10 10:00
今回は、抽出・展開したキーワードから具体的なネーミング案を創出する「造語」の8つの手法のうち、6番目の手法「接尾語」についてお話しします。
6)接尾語(A+β→Aβ)
この手法は、一語の後ろに接尾語を付加して派生語をつくる、というものです。
【事例】
■WINDOM(ウィンダム:自動車)
→win(勝つ)+dom(~の世界)
■ENERGEN
→erergy(エネルギー、活力)+gen(~を生み出す)〈3条1項3号回避〉
【メリット】
・派生語を作りやすい。非類似化させやすい。普通名称や一般名称、品質表示等でも接尾語を付ければ3条1項を回避できる可能性(商標登録の可能性)がある。
【注意点】
・外国語の場合、接尾語を付けることにより異なる意味になる場合がある。
例)接頭語のaster(星)→asterisk(星印)
接尾語のaster(劣悪な)→desster(災害、災厄)

