中国進出時の失敗事例(1)
2013.02.27 10:00
●現地販売代理店関連
・現地販売代理店に商標登録を任せたら、代理店名義で商標登録されてしまった
<対応策>
中国語で記載された書類に闇雲に署名、捺印しない。
出願権の譲渡証と出願の委任状とでは意味が全く違うので、書類の内容を確認した上で捺印することが重要。
※出願権の譲渡証に署名、捺印してしまうと、取り返しのつかないことになる。
・販売代理契約に商標使用の約定がないため、商標を勝手に使われてしまった。
<対応策>
看板、カタログ等、どこまでの使用を許諾するのかを契約書に明確に定めておく。
また、現地販売代理店が名刺に日本企業のロゴを印刷したり、自社のロゴと日本企業のロゴとを並記したりする(ジョイントブランド)ことがあるので、契約書には商標の使用の態様まで規定しておくことが重要。
・代理店募集の広告を出したら、勝手に商標登録されてしまった。
<対応策>
現地代理店を募集する前に、中国において商標等の出願手続きを済ませておく。

